やせっぽち寄稿文

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【WANIMA / りんどう】歌詞解釈! どうか強く生き抜いて。WANIMAが贈る”命の歌”


アルバム「COMINATCHA!!」収録、WANIMA「りんどう」

りんどうの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」。りんどうのように強く咲き誇るあなたへ。

雨に打たれ、風に吹かれても必死に今を生きる人々へ向けた、WANIMAらしい命の歌です。


WANIMA「りんどう」OFFICIAL MUSIC VIDEO

 

 

 

歌詞解釈

流れるときの早さに
体を委ね 眺めてる
変わりのない 物語
引き返すことをも出來ずに 

りんどう 作詞 KENTA 

時は流れるように進んでいき、私たちは体を委ねることしかできない。

逆らうことも引き返すこともできない、変わりのない物語。

流れる時間に対するやるせない思いが吐露されています。

自分の力ではどうしようもない、人生というものへのちょっとした諦め。

 

 

込み上げる熱い思いも
胸にしまう凍りついた夜も
指を加え 繋ぎ合わせ
過ぎるのを待っていた

りんどう 作詞 KENTA 

人間社会でどれだけ熱い思いがこみ上げようと、胸にしまいたくなるような苦しい夜がやってこようと、時間の流れに抗うことなどできません。

私たちにできるのは、ただ身を委ねることだけ。

時間が過ぎるのを待つだけです。

なんだか虚しいような、つらい現実が目の前に横たわっています。

 

 

底知れない深い谷で
ぼんやり光ってる
祈りを削り刻んで
一つだけ 後もう少しだけ

弱いままで強くなれ

りんどう 作詞 KENTA 

 光の届かない深い谷で、希望の見えない現実の中で、ぼんやりと光を放つ私たち。

祈りを胸に刻んで、あともう少しだけ。

”弱いままで強くなれ”。

世の中現実は暗いもので、悲しみもただ過ぎるのを待つしかありません。

でも、それでも強くなれ。

りんどうの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」

悲しんだって、弱くたっていい。そのまま強くなれ。

WANIMAの熱い祈りです。

 

 

この思いと引き換えに
目の前の扉をくぐって
生きて生きて生き抜いてやれ
汚れたのはどっち 見上げた星空

りんどう 作詞 KENTA 

 このやるせない思いと引き換えに、道を突き進んで。

強く生き抜いてやれ。弱いまま強くなれ。

”生きて生きて生き抜いてやれ” と、人生の質ではなくただ”命”そのものを歌っているのがなんともWANIMAらしいというかなんというか。

「ともに」の歌詞に近いものを感じます。

とにかく命さえあればどうにかなるから、どうか生き抜いてくれ、といった感じ。

 

”汚れたのはどっち 見上げた星空” が抽象的な表現。

恐らくは、薄汚れた人間社会と普遍的に美しい自然の対比。

社会と自然、世の中と私のありのままの想い、汚れたのは一体どっち?

答えは言うまでもないでしょう。あなたの思いは汚れてなんかいないのです。

 

 

花は咲く噓のように
風に揺られ雨に打たれて
どこにいても枯れないように
願い歌う祈りの歌

りんどう 作詞 KENTA  

ここでは、りんどうの花と私たち聴き手が重ねられています。

りんどうは群生せず、1本ずつ咲くことで知られる植物。

風に揺られ、雨に打たれ、怒りや悲しみに溺れ、いつ花が枯れたっておかしくない環境です。それなのに、たった一人で嘘のように強く生きている人々。

この曲はそんな人々に「強く生き抜いてくれ」という願いをおくった、WANIMAの祈りの歌なのです。

 

 

弱いままで強くなれ
染まらない 終わらない 

りんどう 作詞 KENTA 

 ちょっととんで2番のサビ前。

”染まらない 終わらない ” という歌詞がめちゃめちゃかっこいいですね。

暗い現実・世の中になんか染まらないしこのままなにもせず終わりはしない。

これはWANIMAの想いであり、私たち聴き手の想いでもあります。

というのも、少々話は脱線しますが、ここまでの歌詞を聴いた聞き手は必然的に歌詞の対象に自らを重ね、「弱いけど強く生き抜いてやる」という感情に駆られます。

そこに”染まらない 終わらない ”という歌詞が突如現れることで、自分の想いを熱く代弁してくれたような気がして胸が高鳴るのです。だからこそ、めちゃめちゃかっこいい。

他の曲も含め、WANIMAがかっこいいのはそんな理由なんじゃないかな、と個人的に考えたりしてます。

 

 

空を飛ぶ鳥に乗って
海を目指す魚になって
「ここにいる」と呼ぶ声がする
約束はしてないけど
またいつの日か歌いなぞる命の歌

りんどう 作詞 KENTA  

ここからは、そんな熱い思いを届けるWANIMA視点の歌詞です。

「ここにいる」と叫ぶ人々がいる限り、彼らは歌を歌い続けます。

「生きて生きて生き抜いてやれ」と叫び続けます。

WANIMAが人々に送り続ける”命の歌”

誰も死なせやしない、彼らの熱い熱い信念。

 

 

トンネル抜けて 海を渡って
曲がりくねった細い道を真っ直ぐ
花が咲く頃 手紙を書くよ
心細い時は 喜び数えて 

りんどう 作詞 KENTA 

 想いを込めた命の歌は一直線で私たちのもとへ。

また手紙を書くから、詩を歌うから、それまでどうかお元気で。

”心細いときは 喜び数えて”。

 

 

 流れるときの早さに
体を委ね 眺めてる
変わりのない 物語
りんどうの花のように

りんどう 作詞 KENTA 

 やるせない時の流れの中でも、りんどうの花のように。

WANIMAは人知れず咲いている一輪の花に、これからも”命の歌”を届け続けるのでしょう。

 

 

まとめ

リンドウの花言葉は「悲しんでいるあなたを愛する」

雨に打たれ、風に吹かれてもりんどうの花はたった一つ、嘘みたいに咲き誇ります。

 
時に怒りを覚え、悲しみに溺れ、命を投げ出したいことだってある。

こんな汚れた社会で、人知れずりんどうのように咲くあなたへ。 

弱くてもいい。悲しんだままでもいいじゃないか。弱いままで強くなれ。

ただ、強く生き抜いてやれ。

生きていれば。命さえあれば。

WANIMAは雨に打たれ、風に吹かれても咲き誇る一輪の花に、きっとこれからも歌を届け続けるのでしょう。

 

りんどう

りんどう

  • WANIMA
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

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